DVキャプチャしたAVIファイルを720×480でデコードする方法

症状

Windowsムービーメーカー」や「Area61 DVビデオキャプチャ」等を利用してDVキャプチャすると、常に720×480サイズのAVIファイルが作成されます。ただし、Mediaプレーヤーで再生したり、Premiereに取り込んだりする際に、360×240サイズのAVIファイルとして再生または認識されてしまうことがあります。このままでは、Premiere等で編集をする時に画質劣化してしまいます。

原因

MicrosoftのDVコーデックが、デフォルトで360×240(halfサイズ)に変換しながら再生しているためです。おそらく、PCの処理負荷を軽減するための処置と思われます。

対策

以下の手順によって、このデフォルト値を720×480サイズに変更してください。

  1. C:\Program Files\Windows Media Player\mplayer2.exe (懐かしきWindows Mediaプレーヤー 6.4)を起動する
  2. DVキャプチャした任意のファイルを Mediaプレーヤーに読み込む
  3. Mediaプレーヤーの「ファイル」→「プロパティ」を選択する
    file.jpg
  4. 「詳細設定」タブを選び、「使用中のフィルタ」項目の「DV Video Decoder」をダブルクリックする
    prop.jpg
  5. 「フィルタのプロパティ」ウィンドウが開くので、「完全」を選択し、「規定値として保存」をチェックする
    filter.jpg
  6. 「OK」を押して、Mediaプレーヤーを終了する (「規定値として保存」チェックが消えることがあるが気にしない)

その他

Area61 ビデオブラウザは、上記デフォルト値に関わらず、DV形式のAVIファイルは常に720×480サイズでデコードします。そして、縦横比を4:3に合わせるために640×480サイズにリサイズして表示します。

ちなみに、Mediaプレーヤー9 で再生する際のデコードサイズを変更する方法は上記と異なります。以下の手順で行ってください。

  1. Mediaプレーヤーの「ツール」→「オプション」→「パフォーマンス」タブを選択する
  2. ビデオアクセラレーター項目の「詳細」ボタンを押す
  3. デジタルビデオのスライドバーを「大」(一番右)にして、「OK」ボタンを押す

    wmp9.jpg

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